「ベルヴィル・ランデブー」を観る

シルバン・ショメ監督、“ベルヴィル・ランデブー”という中編アニメ映画を観てみる。

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　“ベルヴィル・ランデブー”という欧州製（フランス？）のアニメ映画をNHKBS2アナログ（BSデジタル放送は残念ながらチューナーがないので観られない…）で放送されていたので録画して観てみた。
　
　フランスに住むお祖母さんと孫を中心に自転車をモチーフにして話しが展開していく。
　孫が成長して世界最高峰の自転車レース、ツール・ド・フランスに参加中に第17ステージ？の山岳コースで登坂中にマフィアに拉致されてしまう。海を渡った“ベルヴィル”というニューヨークを想わせる大都市の地下に幽閉され…。

　セリフがほとんどなくそのかわりにゴキゲンな音楽が盛り上げてくれる。ジャンゴ・ラインハルトとかグレン・グールドとかその他いろいろへのオマージュというかどこかで耳にしたことがあるメロディーが心地良い。極端にデフォルメされた登場人物や独特な色彩の風景描写、印象的な海や雨や火や雲などの自然描写などテンポよく展開して最後まで一気に観てしまった。

　ベルヴィルの三人のお婆さんが唄う“ベルヴィル・ランデブー”という繰り返し唄われる節が耳に残こった。
　列車に向かって吠える犬とか自転車のホイールを楽器にして演奏するとか（自転車のホイールの触れとりをしている場面もあったがギターの弦をチューニングするように音で張り具合がわかるのだろうか…）ちょっと独特な世界だけどなかなか楽しい冒険活劇で楽しく観ることができた。


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